花の都に 男子あり
はや 二十歳にして
心 朽ちたり
既に 道塞がる
なんぞ白髪を 待たん
( 1978年の作品 )
春の陽射し 花筏
岸辺に凭(もた)れる桜並木
あの日あの時と同じ場所なのに
きみの声が聞こえない
ぼくの声が届かない
きみは何も変わってないのに
変わり過ぎてるこのぼくには
自分自身が許せない
silent so silent
こんなぼくが 今きみに
何を伝えられるのだろう
秋の夕暮れ 紅に染まり
ざわめく街のクロスロード
あの日あの時と同じ場所なのに
きみの声に気づけない
ぼくは後ろを振り向けない
きみの微笑みがそこにあるのに
足を止めないこのぼくには
その手を繋ぎとめられない
silent so silent
こんなぼくが 今きみに
何を伝えられるのだろう
同情と優しさと 親愛と憐れみと
時の流れの中での 穏やかな混濁
silent so silent
今ぼくはきみに
何を伝えられるのだろう
今ぼくはきみに
何を伝えられるのだろう
( 2022年の作品/ドラマ『silent』より )
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